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2026-10-08 15:31 発表・通期

ファーストリテ9983

海外ユニクロ好調で最高益、利益率も改善

検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)

2026年8月期は、売上が3兆9,633億円(前期比16.6%増)、営業利益(本業のもうけ)が7,431億円(同31.7%増)と大きく伸び、5期連続で過去最高の業績でした。売上が増えただけでなく、売上に対する利益の割合(営業利益率)も16.6%から18.7%に上がりました。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高34,005億円39,634億円+16.6%
営業利益本業のもうけ5,643億円7,431億円+31.7%
営業利益率売上のうち本業で残る割合16.6%18.7%+2.2pt
会社の来期営業利益予想
8,300億円

2なぜ検出したのか

売上の伸び(+16.6%)より利益の伸び(+31.7%)のほうが大きく、売上が増えるほど効率よく稼げている状態です。会社の説明では、海外ユニクロ事業の事業利益が44.1%増と大きく伸びたことが、全体の利益を押し上げています。

  • 利益率が改善+2

    通期の営業利益率が 16.6% → 18.7%(+2.2ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +16.6% に対して営業利益 +31.7%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 海外ユニクロ事業が全地域で2桁の増収増益となり、売上は26.2%増、事業利益は44.1%増でした。
  • 北米(売上34.6%増)と欧州(同38.7%増)が伸び、欧米の売上規模が初めて他の地域を上回りました。
  • 国内ユニクロも既存店売上高が5.1%増え、機能性商品やトレンドを取り入れた商品が売上を支えました。
  • 国内では販管費(人件費や家賃などの経費)の売上に対する割合が0.4ポイント下がり、利益率の改善に寄与しました。

3市場はすでに気づいていないか

下がった業績の数字は良い方向に変わったのに、株価は市場全体より下がりました。市場は数字以外の点(今後の見通し・一時的な要因など)を気にした可能性があります。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-10-09(前の取引日の終値と比べて)-4.7%
発表後これまで2026-10-09〜2026-10-15・4取引日+4.1%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか+8.3%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて1.9倍

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • 会社の通期営業利益予想は8,300億円で、今期の7,431億円からさらに伸びる前提です。欧米の出店や新商品が想定ほど売れないと、届かない可能性があります。
  • 原価に影響する為替予約レート(円安)の影響が、国内の売上総利益率を上期に押し下げました。為替の動きによっては、利益率が再び下がるおそれがあります。
  • ジーユー事業は第4四半期に販売が苦戦し、事業構造改革もまだ途上と会社自身が説明しています。

反対材料・気をつける点

  • 税引前利益には、利息のプラス522億円と為替差益71億円を含む金融収益593億円が入っています。本業以外の要素も利益を押し上げています。
  • 中国大陸は現地通貨ベースで売上が約3%増にとどまり、地域によって勢いに差があります。
  • グローバルブランド事業は売上が2.3%減で、構造改革の途中にあります。

5何が起きたら見直すか

  • 次の決算で、海外ユニクロ(とくに北米・欧州)の増収率や事業利益率が大きく鈍ったとき。
  • 為替の影響などで、売上総利益率が低下して営業利益率が18.7%を下回る状態が続いたとき。
  • 会社が示した通期営業利益予想(8,300億円)を、途中で下方修正したとき。

6検出後の成績

市場全体(TOPIX)との差
これまで2026-10-09〜2026-10-15・3取引日+9.1%

この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。

発表後の反応が同じ「下がった」だった会社のこれまで

  • 1週間後:市場全体との差は平均 -4.8%、市場全体を上回ったのは 5件中 1件

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

用語

営業利益
本業で稼いだもうけ。売上から原価や経費を引いたものです。
営業利益率
売上のうち、どれだけが営業利益として残ったかの割合です。
事業利益
売上から売上原価と販管費を引いた、事業そのものの利益です(この会社の呼び方)。
既存店売上高
1年以上営業している店舗だけで比べた売上です。新店の影響を除いた実力を見ます。
売上総利益率
売上から原価を引いた利益(粗利)が、売上の何%かを示す割合です。
為替差益
円と外国通貨の交換レートが動いたことで生まれた、見かけ上の利益です。

元の資料

資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)