検出一覧 › テーオーHD

2026-10-13 15:30 発表・第1四半期累計

テーオーHD9812

建設が好調で第1四半期の本業の利益が倍増

検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)

2026年6〜8月の売上高は62.2億円で前年同期より9.5%増えました。本業のもうけである営業利益は0.5億円から1.2億円へ増え、営業利益率(売上に対する本業のもうけの割合)も0.9%から2.0%に上がりました。ただ、利益の増え方は建設事業に大きく偏っています。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高56.8億円62.2億円+9.5%
営業利益本業のもうけ0.5億円1.2億円+141.2%
営業利益率売上のうち本業で残る割合0.9%2.0%+1.1pt
会社の通期営業利益予想
2.5億円
予想に対する進み具合
49%前年同時期 25%

2なぜ検出したのか

売上の伸び(+9.5%)より営業利益の伸び(+141.2%)のほうがずっと大きく、売上以上に利益が増えています。また、通期の営業利益予想2.5億円に対し、3か月で49%まで進みました(前年同期は25%)。会社が予想を据え置いたままなので、予想が控えめな可能性はありますが、見直されるかどうかは材料からは分かりません。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +9.5% に対して営業利益 +141.2%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

  • 会社予想に対して進みが速い+2

    通期の営業利益予想に対して 第1四半期までの累計で 49% まで達成(前年の同じ時期は 25%)。会社の予想が控えめで、あとから上方修正される可能性があります。

会社の説明から読み取れる要因

  • 建設事業で、民間大型建築の工事が前年より多く完成し、売上が145.2%増の12.5億円になりました。
  • 建設事業の完工物件で利益率が上がり、営業利益が前年の1百万円から72百万円になりました。
  • 全体の販売費及び一般管理費(人件費や広告費などの経費)が、13.7億円から13.1億円へ減りました。
  • 不動産賃貸事業は、稼働率が堅調でコスト削減も進み、営業利益が5.2%増えました。

3市場はすでに気づいていないか

下がった業績の数字は良い方向に変わったのに、株価は市場全体より下がりました。市場は数字以外の点(今後の見通し・一時的な要因など)を気にした可能性があります。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-10-14(前の取引日の終値と比べて)-8.6%
発表後これまで2026-10-14〜2026-10-15・2取引日-7.4%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか-0.6%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて7.3倍
  • 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約7倍でした。注目が集まったことを示します。

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • 建設事業は完成した工事の時期で売上が大きく変わるため、次の四半期以降に同じ水準が続かない可能性があります。
  • 木材事業は資材価格や運送コストの高騰、住宅購入意欲の低下が続いており、営業損失が広がっています。
  • 流通事業(ホームセンター)は、物価上昇による消費の冷え込みや天候不順で季節商品が伸び悩み、営業利益が24.6%減りました。
  • 自動車関連事業は新車販売台数の減少が大きく、営業利益が74.9%減りました。

反対材料・気をつける点

  • 利益の増加は建設事業の1つに偏っており、木材・流通・自動車関連の3事業は前年より悪化しています。
  • 利益の絶対額が小さい(営業利益1.2億円)ため、少しの金額の変化でも伸び率が大きく見えます。
  • 最終的な純利益51百万円には、債務保証損失引当金戻入額22百万円(以前積んだ備えを取り崩した一時的な利益)が含まれています。
  • 支払利息が44百万円から57百万円に増えています。借入金が多く、純資産は5.6億円と総資産17.2億円に比べて小さい(財務体質が弱い)点にも注意が必要です。

5何が起きたら見直すか

  • 次の第2四半期で、建設事業の売上と営業利益が今回より大きく減った場合。
  • 木材・流通・自動車関連の赤字や減益がさらに広がった場合。
  • 会社が通期の業績予想を修正した場合(上方でも下方でも、内容を確認し直す必要があります)。

6検出後の成績

市場全体(TOPIX)との差
これまで2026-10-14〜2026-10-15・1取引日+1.1%

この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。

発表後の反応が同じ「下がった」だった会社のこれまで

  • 1週間後:市場全体との差は平均 -4.8%、市場全体を上回ったのは 5件中 1件

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

用語

営業利益
本業のもうけ。売上から原価と経費を引いたもの。
営業利益率
売上のうち、本業のもうけが占める割合。
上方修正
会社が通期の業績予想を、前より良い数字に直すこと。
債務保証損失引当金戻入額
将来の損失に備えて積んでいたお金が不要になり、利益として戻ったもの。一時的な利益です。
完工
建設工事が完成して引き渡されること。完成した時点で売上になることが多いです。

元の資料

資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)