検出一覧 › 4°C HD
2026-10-09 15:30 発表・第2四半期累計
4°C HD8008
中間期の本業のもうけが2.4倍に増えた
検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)
2026年3月〜8月の売上は394億円(前年同期比21.5%増)、営業利益(本業のもうけ)は27億円(同141.0%増)でした。売上の伸び以上に利益が増え、営業利益率(売上のうち本業のもうけが占める割合)は3.5%から6.9%に上がっています。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 324.7億円 | 394.4億円 | +21.5% |
| 営業利益本業のもうけ | 11.2億円 | 27.1億円 | +141.0% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 3.5% | 6.9% | +3.4pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 43.0億円
- 予想に対する進み具合
- 63%前年同時期 40%
2なぜ検出したのか
売上が増えただけでなく、売上に対する利益の割合も上がっているためです。通期の営業利益予想43億円に対し、中間期時点で63%まで進んでいて、前年同時期の40%を大きく上回っています。
- 利益率が改善+2
第2四半期までの累計の営業利益率が 3.5% → 6.9%(+3.4ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +21.5% に対して営業利益 +141.0%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
会社の説明から読み取れる要因
- ブランド事業の売上が33.9%増、営業利益が143.4%増でした。「4℃」ブランドの既存店売上が伸びたと会社は説明しています。
- 高級ブランド時計のリユース販売を手がける羅針は、品揃えを広げ、売上・営業利益とも大きく増えました。
- アパレル事業は営業利益が30.6%増でした。パレットを展開するアージュで新規出店や催事が寄与したと会社は説明しています。
- 売上総利益は107億円から123億円に増える一方、販売費及び一般管理費(人件費や店舗費など)は96億円台でほぼ横ばいでした。
3市場はすでに気づいていないか
下がった業績の数字は良い方向に変わったのに、株価は市場全体より下がりました。市場は数字以外の点(今後の見通し・一時的な要因など)を気にした可能性があります。
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| 発表直後の取引日2026-10-13(前の取引日の終値と比べて) | -5.1% |
| 発表後これまで2026-10-13〜2026-10-15・3取引日 | -2.7% |
| 発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか | +0.2% |
| 発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて | 3.5倍 |
- 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約4倍でした。注目が集まったことを示します。
「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。
4予想が外れるとしたら
- 会社は通期の営業利益予想43億円を据え置いています。会社は経営環境と今後の投資計画を考慮した計画どおりの見込みとしており、下期の利益は上期ほど伸びない可能性があります。
- 会社は物価上昇のなかで消費者マインドの回復に力強さがないとし、消費の二極化も指摘しています。個人消費が弱まれば、売上の伸びが鈍る可能性があります。
- アパレル事業では円安や原価高騰の影響を受けたと説明されています。この影響が大きくなれば利益を圧迫するおそれがあります。
- 売上原価が216億円から270億円へ増えており、売上原価率(売上に対する仕入れなどの費用の割合)は上がっています。利益が伸びた背景には販売費が増えなかった点もあります。
反対材料・気をつける点
- アパレル事業の営業利益増には、退職給付制度の改定に伴う一時的な費用の減少が含まれると会社が説明しています。本業の実力だけで増えたわけではありません。
- 営業活動によるキャッシュ・フロー(実際の現金の出入り)は1.95億円のマイナスでした。利益は増えていますが、在庫の増加などで現金は増えていません。
- 在庫(商品及び製品)が約11億円増え、短期借入金も19億円増えています。在庫が売れ残ると負担になる可能性があります。ただし、材料だけでは今後の売れ行きは分かりません。
5何が起きたら見直すか
- 次の四半期以降も営業利益率が前年を上回って続くかを確認します。上期だけで終われば、見方を見直す必要があります。
- 在庫の増加が続いたり、売上の伸びが止まったりした場合は、見直す必要があります。
- 会社が通期の営業利益予想を引き下げた場合や、円安・原価高が利益を大きく押し下げた場合は、見直す必要があります。
6検出後の成績
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| これまで2026-10-13〜2026-10-15・2取引日 | +2.4% |
この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。
発表後の反応が同じ「下がった」だった会社のこれまで
- 1週間後:市場全体との差は平均 -4.8%、市場全体を上回ったのは 5件中 1件
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
用語
- 営業利益
- 本業で稼いだもうけ。売上から、商品の原価と販売にかかる費用を引いたものです。
- 営業利益率
- 売上のうち、本業のもうけが何%を占めるかを表す数字です。高いほど効率よく稼いでいます。
- 既存店売上高
- 出店から一定期間たった店だけで比べた売上です。新しい店の影響を除いて、店の力を見られます。
- 営業キャッシュ・フロー
- 本業で実際に出入りした現金の差し引きです。利益が出ていても現金は増えていないことがあります。
- 棚卸資産(在庫)
- まだ売れていない商品のことです。増えすぎると保管費用がかかったり、値下げが必要になったりすることがあります。
元の資料
- 2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-09 15:30
資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)