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2026-10-09 15:30 発表・第3四半期累計

大有機化4187

本業のもうけが前年の約1.6倍に増え、通期予想も引き上げ

検出の強さ (理由の重みの合計 8。売買のおすすめ度ではありません)

2025年12月〜2026年8月の9か月間で、売上高は322.9億円(前年同期比+21.0%)、営業利益(本業のもうけ)は75.8億円(同+63.6%)でした。売上の伸び以上に利益が増え、営業利益率(売上のうち本業で残る割合)は17.3%から23.5%に上がりました。会社は通期の営業利益予想を75.0億円から93.0億円に引き上げています。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高267.0億円322.9億円+21.0%
営業利益本業のもうけ46.3億円75.8億円+63.6%
営業利益率売上のうち本業で残る割合17.3%23.5%+6.1pt
会社の通期営業利益予想
93.0億円
予想に対する進み具合
81%前年同時期 75%
通期営業利益予想の修正
75.0億円 → 93.0億円

2なぜ検出したのか

売上が増えただけでなく、売上の伸び以上に利益が増えており、稼ぐ効率が上がったことが数字に表れています。9か月間で通期予想の81%まで進んでおり、前年同時期の75%より進みが早い点も特徴です。ただし、これが今後も続くかどうかは、この材料だけでは分かりません。

  • 利益率が改善+3

    第3四半期までの累計の営業利益率が 17.3% → 23.5%(+6.1ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +21.0% に対して営業利益 +63.6%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

  • 通期予想を上方修正+3

    通期の営業利益予想を 75.0億円 → 93.0億円(+24%)に引き上げました。

会社の説明から読み取れる要因

  • 電子材料事業で、半導体向けのArFレジスト用原料や最先端のEUVレジスト用原料の販売が大幅に増え、売上は+27.0%、セグメント利益は+71.2%になりました。
  • 化成品事業で、販売価格の適正化と製品構成の改善が進み、セグメント利益が+49.4%になりました。
  • 機能化学品事業で、化粧品原料や機能材料、高純度特殊溶剤の販売が好調で、セグメント利益が+78.1%になりました。
  • 売上原価の増え方(+13.0%)が売上の増え方(+21.0%)より小さく、売上総利益が大きく増えました。

3市場はすでに気づいていないか

ある程度反応した発表後、市場全体より上がりました。変化の一部は株価に反映されたと考えられます。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-10-13(前の取引日の終値と比べて)+6.3%
発表後これまで2026-10-13〜2026-10-15・3取引日+6.1%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか+13.8%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて4.1倍
  • 発表前の約1か月で、すでに市場全体より 14% 上がっていました。良い決算が期待されていた可能性があります。
  • 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約4倍でした。注目が集まったことを示します。

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • 半導体関連の需要が想定より弱まると、利益の柱である電子材料事業の伸びが鈍る可能性があります。
  • 原材料・エネルギー価格や為替が動くと、コストや利益が変わる可能性があります。会社も先行きは不透明と説明しています。
  • 中東情勢や自然災害などで、生産や販売が影響を受ける可能性があります。
  • 今回の通期予想は第4四半期に利益が大きく積み上がる前提ではありませんが、予想どおりに進まない可能性はあります。

反対材料・気をつける点

  • 電子材料事業には、表示材料グループの販売が減少したという弱い面もあります。
  • 化成品事業のうち、インク向けやメタクリル酸エステルの販売は横ばいで、全体が一様に伸びているわけではありません。
  • 販売価格の適正化が利益を押し上げた面があり、値上げの効果が一巡したあとも同じペースで伸びるかは、この材料からは分かりません。
  • 営業外の為替差益(約0.8億円)など本業以外の項目もありますが、営業利益の増加の主因ではありません。

5何が起きたら見直すか

  • 次の決算で電子材料事業の売上やセグメント利益が前年同期を下回る、または伸びが大きく鈍ったとき
  • 営業利益率が今回の23.5%を明らかに下回って、利益率の改善が一時的だったと分かったとき
  • 会社が通期の営業利益予想(93.0億円)を再び引き下げたとき

6検出後の成績

市場全体(TOPIX)との差
これまで2026-10-13〜2026-10-15・2取引日-0.1%

この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。

発表後の反応が同じ「ある程度反応した」だった会社のこれまで

  • 1週間後:市場全体との差は平均 -3.8%、市場全体を上回ったのは 6件中 1件

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

用語

営業利益
本業で稼いだもうけ。売上から原価や販売にかかる費用を引いたものです。
営業利益率
売上のうち、本業のもうけとして残った割合です。
上方修正
会社が出していた業績予想を、良い方向に引き上げることです。
第3四半期累計
決算期の始まりから9か月分を合計した数字です。
セグメント利益
会社の事業ごとに分けて見たもうけです。
レジスト
半導体をつくるとき、回路を描くために使う感光性の材料です。

元の資料

資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)